- 2010年6月27日 16:16
- anime
連休くらいから見るタイミングが合わなくなって、こういう場合って結局見ないまま......ってことがままあるんだけど、周回遅れを繰り返しながらもラストスパートでなんとかコンプ。
ラストは私が涙もろすぎるのかなんなのかポロッっといってしまいましたが、俯瞰すると事前の期待にはちょっと及ばなかった。
序盤のつかみにあたる時間帯では妙な違和感の残るへたれ絵で見てる私の態度を硬化させてしまった。これ自体は中盤以降慣れたのか修正されたのかほとんど気にならなくなったとはいえ、視聴者側にスタートダッシュを促せなかったのは最後まで響いた気がする。
中盤のなじませは特にいうこともないが、ていうか天使ちゃんがしゃべるようになってからはむしろなごみまくったけども、惹きつけておく部分、テンションを維持する部分においては淡白すぎたかなと思う次第。
直井とかが当たるんだと思うけど、めっちゃあっさりやったなーという印象。今に思えば彼にそんなに時間をかけられないとはわかるけども。
ハーモニクスの話しも結果的にはお話しの転換点としての位置づけになったが、ハーモニクス自体はストーリー的には重要ではなくさほどの緊張感を持たせられなかった。
終盤は正直唐突に過ぎたし、ストレート過ぎたと感じるな。もっとこねくって来るんだろうっていう構えた態度が私にあって、そのせいでいくらか肩を透かされたと思うのは私の身勝手なんだろうけど。
最終話なんかはやり方としては王道チックで嫌いではない、むしろ大いにやってくれというスタンスだけど、それを生かす積み上げはさすがに不足だったと言うほかない。
結果だけを見ると、視聴者に対して「後に残る」ものを提示しきれなかったという意味においては期待はずれだったかもしれない。
私個人の総論としては「惜しい」としたい。うん、惜しかった。
作品の持つポテンシャルを勘案するともっとできたはずだっていう忸怩。登場人物の多さも生かせなかった。
何はともあれ時間が足りてない。こねくるにもラストシーンを生かすための布石においても1クールのアニメ作品でやるべきものではなかったかなと思う。
惜しい、ってより「もったいない」のが近いか。
これ、麻枝准の中に出し尽くしてないものがあるのなら、keyで作品化してくれれば買うよ。
私としては消化不良だもの。
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