- 2006年4月 6日 00:00
- book
帯の煽りってまったくあてになんないな。特に最近は。
「間違いは認めるな!? 予算は使い切れ!?」(帯より)、大き目の文字で書いてあるけど、中身と全然関係ないね。
手に汗もまったく握らないし。役人エンターテイメントってより「田舎のスーパー」エンターテイメントじゃね?
内容をいくらか誇張した煽りならいいと思うけど、関係ないってどういうことよ。
中身については、「買って損した」とまでは思わないけど、この内容に1,300円払ったのはキツイ、くらいかね。ワクテカメーター装着して読んだとしたら、良くても最後まで水平、悪けりゃ冒頭を絶頂にひたすら下降ってなもんだと思う。
文章の書き方にも難あり。場面が変わると別の人の視点で語られるわけだが、一体誰の視点なのか途中まで分からないこと多数。非常に読みづらい。
設定にしても、主人公のようなエリート意識に凝り固まった地方公務員っているのか? 現実味がないんですけど。国家一種パスした経歴とかならまだしも。冒頭の決済順についても、県庁レベルで学閥とか縁戚関係とかって…そういうとこあるの? 演出?
映画も公開されたようで。見たいとは全然思わないけども。
むしろこの作品を映画化しようと思った動機のほうが興味深い。読めばわかるけど、確かに「映画化はしやすいだろうなぁ」とは思う。技術的には。
そんなに売れてるの? これ? ほんとに? アリエナス。
だとしたら、内容どうこうってよりも宣伝部隊の勝利な気がする…。
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