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2006年11月 Archive

薔薇のマリア VI.BLOODRED SINGROOVE

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月28日 00:00
  • book

ううむ。
前巻の「V.SEASIDE BLOODEDGE」は大分おもしろかった記憶が残ってる。「つぼみのコロナ」もなんだかすっかりコロナでコロナ度が高いからコロナ。
新刊出る度に作品のカラーが強まってきて良い感じ。はじめからこんな風になる予定だったのかもしれないけど、順に読んでる方としては一歩一歩作品としての体が固まって行く印象があってかわいらしい気がしたりしなかったり。

「禍阿阿阿阿(略」とかって類の表現だか擬音だかは前からあったけど、さすがに多用しすぎじゃないか。擬音語に視覚的効果を併せ持たせるのはおもしろいし、ピンポイントで使えば良い演出にもなるのかなって思うけど、最後多すぎて手抜きにしか見えなくなってくる。ていうか手抜き?

さて、マリアローズ君はもうすっかり某シンジ君である。だんだんめんどくさくなってきた。同じところをぐるぐる周ってるのはある意味現実的かもしらんが…現実だけでお腹一杯なのは果たして私だけであろうか。いや私だけだ。 orz

今回の一番の見所はどこであろう。
ずばり「あとがき」ではないか。
なぁ、もしかしてこの作品の登場人物ってマリアローズだけなんじゃない?
他のキャラなんて全部飾りです。夢でも幻でも同じことです。マリアローズのケツさえ叩ければそれが蛙だって良いのです。
なんて書いてあるように私には見えてしまったんですが。

そのうちZooみんなで「おめでとう」とか言い出すんじゃなかろうか。

いや、このシリーズ、好きですよ。出る度に買ってますよ。ほんのちょっと危惧してみたかっただけです。

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Roman

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月23日 00:00
  • music

丁寧に編み込まれた上等な織物のような11の幻想。
わたしの笑う朝と、あなたが泣く夜。一つ一つの織目に詩われる物語。
私達はそこにロマンが見えるだろうか。

自分の中の期待が大きかっただけに、妙な不安も併せ持っていたが杞憂でありましたな。消化出来ていない部分を考慮しても期待以上の出来であったと言える。

「Chronicle 2nd」の印象が強い私としては、今回の多分な抽象性にちょっと混乱している節もある。まだ2回しか聴いてないのでほとんど読み取れない寂しさと、これから聴き込んでいくことで見えてくる「何か」への期待が混ざり合った混沌が心地いい。

にしても!
彼らの作品が持つ多様性の素晴らしさ!
音、リズム、メロディ、詩、どれもこれもが持つ先の読めない多様さは聴いていて本当に楽しい。滑稽であるとか、ユーモラスであるとかとはまた違ったこのワクワクがたまらない。

今回は著名な声優が多く参加していたけども、実にうまく嵌っていたんじゃないかな。かなり良かったと思う。大塚明夫さんも若本規夫さんも、いいね、盛り上がるねこれ。ちょぉぉぉぉっと濃いかなって感じた部分もあったかもしれないけどw
ところでJimangさんの声ってSH以外で聴いたことないし(申し訳なくも他作品試す予定もない)、初めて聴いたとき「うっわー」って感じで違和感があったんだよね。「Elysion」では完全に受け入れちゃっていて、今回大塚さんや若本さんのナレーションに恍惚としつつもJimangさんの声が流れてきた時に再度「うっわぁぁぁぁぁ」と思わず唸った。最初とは別の意味で、即ち「これだよっ!!」という感激。この独特さは既にSHサウンドのカラーの一つ言える。あの怪しさを「こうでなくっちゃ」と思える私達の感性を噛みしめよう…。

新しいVoの方々もとりあえず妙なことなくて安心。もうちょっとたくさん聴かないとあれなんだけど。慣れの問題かな。長い間の中ですっかりあらまり脳になってしまっているので。
でもやっぱりAramaryさんの声でもこれを聴いてみたいという叶わぬ欲望は捨てがたいものが…。

さて、私は普段歌詞カードというものを全く見ない人で、どうでもいいとすら思っているのだが、もし似たような人がいたら今回は見ておこう。歌詞が所々日本語でも英語でもないのでさすがに見ないとわからん; フランス語か? これ?;
言葉以外にも、歌詞カードだけのギミックもありますので、見ないと後悔します。

個別の楽曲については一つだけ…。
「11文字の伝言」
これはずるいでしょう。また泣いちゃったよこんちくしょう。

5th story CD「Roman」
5th story CD「Roman」
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1 これは、彼流のグローバル化論・国家論なのでしょうね。
4 新たなサンホラ
3 個人的には
4 物語として聴くべき曲
5 正当な進化の証

BECK 28巻

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月18日 00:00
  • comic

動いたなぁ。
レオン・サイクスのこと、Devils Wayのこと、アヴァロンフェスのこと、蘭との確執、コユキと千葉、全部まとめてごっそり動いた28巻。

一歩進んでは二歩下がる、二歩進んだら一歩は下がる。そんな印象でずっと続いてここまできた。
音楽のこともショービジネスのこともまるでわからないけど、そんなミーハー読者としては今まで随分焦らされたし、十分我慢した。正直このまま突っ走って突き抜けて欲しい。そんな気がする28巻。
続き読みてぇっ。

しかし、「居酒屋呂布」に「漫喫孟徳新書」&「ラーメン董卓」って…どんだけ三国志ブームだったんだか。

Kanon

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月14日 00:00
  • game

全編終了。
シナリオ別の印象感想など書いてみるか。

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Roman

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月14日 00:00
  • music


 Sound Horizon official website

Sound Horizon 5th story CD「Roman」 キングレコードより2006年11月22日発売 【参加ヴォーカリスト】 Hiver Laurant、RIKKI、KAORI、REMI、YUUKI、井上あずみ、じまんぐ 【参加声優/ナレーター】 大塚明夫、緑川光、田村ゆかり、能登麻美子、Ike Nelson、若本規夫、 飛田展男、Sublime、保志総一朗、深見梨加、ゆかな、皆口裕子、日高のり子 (以上、敬称略) + 楽器隊のメンバー、おおよそ70名に及ぶ大編成の【幻想楽団】でお届します。

おおう。こ、これは楽しみだ。オラわくわくしてきたぞー。

「Chronicle 2nd」が好きで好きで実はずううううっとこればっかり聴いてる人なんだけど、新作を控えて「Elysion~楽園幻想物語組曲~」にシフトしてみた。
久々に聴いたが…こっちもやっぱり素晴らしい。なんつうかもう、言うことないわ。感嘆の溜息しか出ない。

そして「大塚明夫、若本規夫」←ここ注目
うっはー。というかウホッなのか。最初見たときはちょっと目を疑ってしまったさ。びっくりだ。
他の声優/ナレーター陣は全然知らないのでごめんなさい。知ってるのは「日高のり子」くらいか。
(ばすたぁびぃぃぃぃぃぃぃむっ! ←私の中の日高のり子さん)
あらまりさんいないのかー…とか思ってたら脱退してるし! 知らなかった。残念。

「70名に及ぶ大編成の【幻想楽団】でお届します。」
もう楽しみでならない。近くて遠い22日!

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Elysion~楽園幻想物語組曲~
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おすすめ度の平均: 4.0
1 正直
5 人それぞれ。。。
5 斬新なアーティスト
5 この作品に出会えて良かった
4 確かに好き嫌いが分かれるかも。

Kanon

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月11日 00:00
  • game

個人的に「AIR」素晴らしく良かったので、この手のジャンルを見直してみることにした今日この頃大作戦第一弾。

まだあゆ編と栞編が終わっただけなんだけど...

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AIR もういっかい

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月 9日 00:00
  • game

AIR編終わったあとからずっと残るわだかまり。
何か重要なものをどこかに置き忘れてきてしまったかのような焦燥感。
それは、エンディングまで見終わった私が作品物語に対して「何も終わっていない」と感じてしまったこと。その思いと、作中で示された観鈴や往人たち登場人物の言動との乖離だった。
簡単に言えば「報われなかった」ことへの悲しさだ。
「無限の終わりへ向かって」とかその他の言葉をこの悲劇がこれからも続いて行くんだと読んでしまったことや、観鈴と往人がいなくなってしまったことに起因する、私の想像力不足が招いた第一印象。

それを覆したくてもう一度AIR編をやってみた。
んでまた号泣...。

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AIR

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月 7日 00:00
  • game

原作。


涙 が 止 ま ら な い 。

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AIR

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月 4日 00:00
  • game

アニメ版。

ぐうう、泣いてしまった…。
出だしはかなり最悪な印象だったんだけどなあ。つかキャラデザが個人的に最悪だし、内容も「なんだこれ」と言わざるを得ない。風景の美しさはびっくりするくらいだったけど。
序盤からバンダナさんくらいまでは、自分でもよく見続けたなーと不思議だ。その後の姉妹?のお別れでちょっとつかまれてしまった。
Summer編で、オープニングの「The 1000th Summer」ってそういうことか、と気づいてからは見方が変わったかな。なかなかドラマチックだ。
最後の「ゴール」って、あれはずるいだろ。あんなん、もう、目から水分が失われまくって大変なことですよ。

んでもなんかわかり辛いというかわからない。
なんでカラスになったのさ、とか浜辺の少年少女は誰だよ、とか結局助けてないじゃん、とか往人が子孫を残さなかったら終わっちゃうじゃん、とか…。
原作やったらわかるんかのう。
微妙な消化不良に身悶えしつつ、興味深さと涙の跡を残して鳥の詩を聴くのであった。

AIR 1 通常版
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5 舞台は田舎の夏
5 新世紀版、男はつらいよ
5 原作を裏切らない完成度!
5 そらを目指した…人のお話
3 う〜ん、なかなか!!

かみちゅ!

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月 3日 00:00
  • anime

「鋼の錬金術師」もそうだけど、「食わず嫌い作品もちょっとくらいは視聴してみようぜ強化期間」でトライしてみた。
あー、あれだ。「食わず嫌い作品をハリキッて視聴しちゃう強化合宿」とかを何人か集まってやると単価が下がっていいかもね! レンタルショップのアニメ棚から集団でゴッソリ抜いて行くとかこの上なく怪しく危険だね! 絶対自分の家を会場にしちゃいけないね!

それはともかく。
「かみちゅ!」は、ほのぼのとした佳作。「ハガレン」の後に見たんだけど、人が憎んだり争ったりしないってのはいいことだねぇ。誰も死なないし。
一部だけど家族がちゃんと描かれていたのはいいね。それって、登場人物がその世界に立脚しているんだってことを視聴者に理解させて作品に安定感を与えるための大事なファクターだと思う。

ゆりえの表情がくるくる変わることや色んな神様達、風景も丁寧に描かれていたんじゃないかな。でも鼻ももうちょっと書こうよ、と。鼻が気になって仕方なかったさ…。
未放映エピソードでは一瞬とはいえ読子が登場したりで嬉しい計らいもあったり。

あとはやっぱり、声優使おうよ。主人公があれじゃなぁ…orz
舌っ足らずの表現とか声質とかはキャラクターに合っていたと思うけど、演技がどうにもこうにも。それはもったいなかった。

最後になったけどもう一言。
光恵ちゃんに潤いが訪れますように…。

追記:
↓「そんな彼女の奮闘と活躍を描く痛快アクションコメディ。」 って痛快もアクションもねーよ; 誰だこの文章書いたの…。

かみちゅ! 1
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5 サブキャラにも良さがある。
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5 最終話の8巻まで一気に見ました。面白かった!
5 鉄壁スカートと徹底した多神教アニメ!

鋼の錬金術師

  • Posted by: harusui
  • 2006年11月 3日 00:00
  • anime

アニメ版。

今更見た。51話…長かったなぁ。
色んな評価があるみたいだけど、うまく出来てたんじゃないかな。最後も中々綺麗にまとめたな、と思う。ホムンクルスの始末については随分適当だった気がするが。

おもしろかったけど、長く見たわりにはあんまり思うこともないな。一番驚いたのは某サイトで1000近いコメントが付いてたことかな。あんたら見すぎ…。

そういや原作まだ続いてるんだねぇ。途中で放置状態になってるけどまた読んでみようかな。

鋼の錬金術師 vol.1
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