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あけましておめでとうございます(2013)

  • Posted by: harusui
  • 2013年12月31日 23:49
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やべぇ、今年も年1更新だ...。

年末になるとスカイリムやりたくなる謎の感覚。
最新エントリ(1年前)によると去年はダクソやってたはずで、しかもわりとおもしろかったはずなんだがあんまり印象に残ってないのは、ハテ...。

今年は、と言うと艦これ。はい、私も提督の端くれなのです。すでのな
確か夏のイベント直前くらいに始めたのですでに4ヶ月。こんなに継続するとはなぁ。始めた直後は絶対2ヶ月で飽きると確信してた。ゲーム性の部分って正直あんまりなくて、カードゲー好きであれ軍艦好きであれ、その収集欲に訴えるタイプの作品だと考えていたので、2ヶ月くらいでそれなりの数が揃えばある日突然飽きるだろうと思っていた。
想定外だったのはそのキャラクター性と、そこに着目した二次創作の強力さ。東方とかミクさんとかとあるいは同じ系譜に当たるのかもしれない。

そのキャラクター性に大きく貢献しているのがセリフ回しと声でしょう。
声がついているというだけでキャラクタの存在感は跳ね上がるし、そこに声優の技量が加われば何をかいわんや。とはいえ登場する艦艇は100種類以上に及ぶし、それぞれが数十通りのセリフを持っているとなればブラウザゲームとしては地味に英断だったんじゃなかろうか。まぁ他のブラウザゲームをやったことがないので英断なのか一般的なのかは判断つかず想像ですが。

個人的に感心したのがセリフ回しの妙。
どんなセリフを言わせるかでキャラ付けの大勢が決まると思うけど、艦これでは各艦の性能的な特徴や経歴、エピソードと、それらと関連しない独自設定を混在させてセリフと紹介文によるキャラ付けを行っている。
というそれ自体は普通の仕組みなんだろうけど、ここはきっと強力にセンスを問われる部分だ。
ターゲットの一つであったと思われる軍艦オタとかであれば、史実的な引用が少なければ不満を持つだろうし、間違っていたりしようもんなら目もくれなさそうである。彼等並の知識量と愛を持った上で、数十文字のテキストに落とし込んでキャラクタの個性を確立させていくのは大変そうな作業に思える。楽しい作業だったんじゃないかとも思えるがw
しかもこれ、私のようなWW2にも軍艦にもろくに知見がない人にも結構興味を持たせるように練られていて、いやまぁそんな意図があったかはともかく、"きゅーきゅーかんばく"の足がどんなか調べてしまったし、時雨の「僕だけは忘れない」というのがどういう意味を持つのか調べてなんとも言えない気持ちになってみたりするのだ。もちろんその後時雨への愛着が強くなったのは言うまでもない。その上夜戦では頼りになるしね。

こうした要素を後押ししているのが、登場する艦艇が持つ悲劇的な一面かと思う。
太平洋戦争で我が国は敗北し、登場艦が所属する帝国海軍連合艦隊の事実上壊滅という史実は、それぞれの詳細を知らずとも日本人であれば概ね全員が共有している普遍性のある知識だ。
簡単に言えば大抵の艦が轟沈という結末を持っている。悲劇的というは艦の主観で捉えた見方だが、こうした悲劇性のある背景があらゆる場面で想起される。
各艦はツンデレやらクーデレやら天然やら様々な方向性でキャラ付けされているが、元気なセリフも、強気なセリフも、天然なものであっても、その根底に悲劇的な史実を併せ持つことで、情感を刺激するドラマをユーザに受け取らせてしまう。
史実とフィクションのオーバーラップで生じるその効果を程よいバランスで構築しているのが艦娘達のそれぞれのセリフなんだろうと思うわけです。

もはや何を言っているのかわからんが、一言で説明すると「セリフ良く出来てる。」と。

まぁそういった感じで、二次創作を読むときなども同様のオーバーラップ効果で私の胸の中にむにゃっとした何かが生じて、本来意図されていないこの付加価値によって今日も遠征部隊のキラ付けをひたすら繰り返すのです。

艦これはそんな風味で進めてますが、エロゲ的な方面でいえば今年もさっぱりでもう堕落としか言いようがなかったです。
購入も少なかったけど、何しろプレイしたのが多分数本とかそんなオーダーで。玉石混交のエロゲワールドでは、その程度のプレイ本数で当たりを引くのは無理がありそうだが、それでも引くときは引くのです。

inreのChuSingura46+1、大変おもしろかった。
タイトルでわかる通り忠臣蔵ベースの四十七士他を女性化したエロゲ。
毎年12月になると映画やらドラマやらが作られているが、それまでまともに見たことが一度としてなかったので、粗筋以外の何もかもを知らなかった私にとっては非常に興味深い作品でありました。

まずプレイ前からそのテーマで興味をそそられていたのに加え、現代からのタイプトラベルものとして作られているので始めた瞬間からずんどこ引き込まれて楽しい楽しい。
タイムトラベルものとか異世界トリップものってそもそもがすごく興味深いじゃないですか。あとファーストコンタクトもの。もう組み合わせが最強なわけで。
他に感心したのが、江戸時代っぽい空気を感じられるところ。これは正直"何が"って言うと説明できないんだが、プレイしてて「あー、なんか江戸時代っぽい」って随所で思ったのを記憶している。ほんと何がそう感じさせたのかは分からないんだけど、地に足着いた江戸時代空気があって、その部分が個人的にすごいそそられて良かった。

ちなみにストーリーはエロゲなんでファンタジー寄りです。とはいえ、プレイ後に忠臣蔵自体に興味が出てドラマのものとか見ましたが、大筋は一緒でした。ちゃんと忠臣蔵と言えるくらい整えられていたと思う。映画、ドラマのような時間制限がない分むしろ丁寧に出来てるんじゃないかな。

唯一残念な部分といえば、ラスボス。ほんとしょーもなかったわあれw まさに取って付けましたと言わんばかりのラスボス過ぎてそこだけは正直つまらなかった。

メーカーのinreは今後も歴史ものシリーズを続けたい意向であるっぽいので、そうである限りはメーカー買い確定で応援したいと考えているところ。
来年(2014)にはChuSingura46+1のファンディスク(よりちょっと濃い目?)が出る予定であるらしいので、まじで今から超楽しみです。

そんな感じの2013でありました。
これを書いててひしひし感じたのが、「私の文章化能力終わりすぎてるwww」ってところ。元から稚拙だったけど拍車をかけてひどくなってますね。
2014は更新頻度を激増させてリハビリしなくては!(フラグ)

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