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うみねこのなく頃に散 ep6 -Dawn of the golden witch

  • Posted by: harusui
  • 2010年1月25日 00:16
  • game

いわずと知れた感想文。
考察なし検証なし推理なし。いやもしかして感想すらないのかもしれん。
SSVDが出るだろう、とか言ってたどっかのおっさんのことは放置してどうぞ。

今回は大分細切れプレイになってしまったせいもあってか、作品にノって行けなかった。他にも舞台が錯綜してわかりにくいことや、クライマックスの主眼がトリックの崩しと構築に充てられたことなどは私を引き込む妨げとなった。

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出だしは悪くなかったんだ。絵羽vs魔王さまとか、竜騎士らしい勢いで好感触だった。芝居っ気たっぷりのゼパルとフルフルも何気に好評だし、雛ベアトも「なんだこれ萌えキャラか、なめんな」と思わせつつもそのままで終われるはずがない、と分かっているからアクセントとして許容の範囲。

第6は立場を入れ替えた過去のゲームの焼き直し、に一瞬見せかけて決定的に違ったのは人間側であるエリカが事象に介入してGMすら欺ける点。
過去のゲームで戦人はあくまで既に起こった事象に対して屁理屈を述べるだけであったが、内容はともかく「万能の魔女と徒手空拳な人間」という絶対差を表す演出としては機能していた。そこで曲がりなりにもプレイヤーは戦人に対する同情やらなんやら、あるいは魔女に対してもいいんだけどなんらかの感情的アクションを起こせたと思うんだ。
今回は立場の差を捨てたことで「ただの」屁理屈合戦になってしまった。正直興醒めだろう。読み物派としては非常厳しいエピソードになった。

それでも例えばエリカが第一の晩の被害者にアクションしたところから、立場を入れ替えたと見せてやっぱり戦人が守勢に回るいつもの展開、で押してもよかったような気がする。もちろん今回はGMだから「魔法」であることを必死に主張することになるわけだけど。これならちょっと見たかった。その上で必要なことを盛り込んでくれたら私としては喜んだんだろう。
正直トリックの仕掛け合い、みたいな部分は楽しめなかった。見せ方にもよるのかもしれないけど、ライターに向いていないのか、それとも私に向いていないのか。

場面転換の煩雑さも個人的に厳しかった。ゲーム盤とメタ世界が錯綜しすぎて、必ずしも理解しながら進めてるわけじゃない私のような者には分かりにくくて辛かったかも。

でも結構重要な要素はちらほら見て取れた。また1話から読んでみたいと思わせるネタもあって、もちろんそんなことが出来るわけもなく却って残念な気分になったりもして。
EP6自体もきっともう1周すれば、また違ったそれこそ感想らしい感想も持てる気はするんだけどなかなか......ねぇ、みなさんわかりますでしょ?

ただ本編のラストはこれ...、かなり良かったと思う。結構びっくりした。夜中にもかかわらず「ええええ~っ」と叫んだのは私です。ご近所の皆さんすいません。
かなり強力な置き土産でしょう。考えない派の私にも大層ななインパクトを残した。日本のどこかで考えるよ派の誰かがもしかして頭を抱えたかもしれないと想像すると、ちょっとワクワクします。

まぁでも、やっぱり夏までにもう1回読んどくべきだって気はひしひしとする。今回はラストスパートに向けてスプリングを撓めた準備回と捉えれば、むしろ期待は高まる。

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