- 2009年7月20日 14:05
- anime
ん、今回ちょっとおもしろかった。
放映前はキャラデザがいまひとつかと思ってたんだけど、ひたぎはいいなぁ。そしてまよいは何か微妙すぎる感じが...。でっかい荷物はそういう描写だったっけか。絵面のバランスが悪いような。
今回はほぼ全てを一場面での会話シーンに当ててきた。こうなるとはやはりおもしろい。
- 「例えば、彼女が欲しいとか」
- 「欲しいと言ったらどうなるんだ?」
- 「彼女ができるわ」
原作時にも感じたけどこのやり取りはほんと素晴らしい。それまでの馬鹿馬鹿しく益体もない長い回しがこのセリフの前振りだという部分に彼女の心情が描写されているんだろう。
さらに一般的には「私が彼女になる」といった意味の言い回しになるところを、「彼女ができる」といわば客体化することで彼女のキャラクターを表している。デレのないツンデレとされるひたぎの限界までの譲歩と言えよう。むしろ正しくツンデレと言える気もするが。
ところで二人が付き合うことになるのって、別のシーンだったっけ? 化上巻がちと見当たらんので確認できないが...ひたぎの前に委員長も登場してたような。んー記憶もあいまいだしまた読んでおきたくなってきた。
動きのない会話シーンだけで構成された今回はアニメ的に苦心の跡がみえる。遊具制覇ツアーで場を繋いだわけだが、ちょっと苦しかった。
一方、件のセリフを言う場面でカメラがひたぎに迫って行き、アップで鼻がヒクヒクする表現はとてもよかった。彼女の内面描写を言葉でなく視覚で表現できる、アニメの優位性部分をうまく使った演出だった。
正直ep2でかなりがっかり風味だったんだが、ちょっと持ち直した。まだ期待できる!