- 2007年6月30日 00:00
- book
あっ
本屋の棚で見かけて思わず声が出てしまった。周囲の視線を微妙に集めて嬉し恥ずかし。
まさか新刊が出てるとはなぁ。「A級の敵」から10年か...。
完結しないシリーズ物は何気に多くて、がっかり級の釈然としない思いは年々積み重ねられていくのだけど、こういう予期しない突然の再会への嬉しさは唯一の効用だよな。大抵は二度と会えないし、会ってもどうでもよかったりすることもあるけど。
んで早速お持ち帰り。ページをめくってヨウメイが出れば「ヨウメイ!」、カーリーが現れれば「カーリー!」、「ラテル!」「アプロ!」「ラジェンドラ!」といちいち声に出して喜ぶオッサンの図。
懐かしい。お前ら変わんねーなー、というなんとも言いようがない喜びと切なさは処理に困る。
今回は偽環境活動家が登場したりして冒頭からパンチの効いたやりとりで、読む人によっては胸が空いたり耳目を開いたり憤ったりするのでしょう。
これに対するヨウメイの選択は的を射て納得しやすいけど現実的には中々そうもいかない痛し痒し。暴いて、晒して、切り刻む。
全体の成分としてはアプロ分が少なめ。ファンにとっては物足らない感じだな。次がまたすぐあればそれも良いのだろうけど、いつ会えるのやら。
しっかしヨウメイさん。「ラヴ」はないだろ、「ラヴ」は。CCレモン吹いちゃったよ。全体を締める重要なアイテムの最後がそれでいいのか! まーいいか。ラヴだし。
早川書房
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