- 2006年7月25日 00:00
- book
久々に太いもん読んだ~ という気分になれる。
ガッツリ行きたい人向け。
架空戦記ではなく、ファンタジー系リアル指向戦記なのでそこだけ注意。
既刊をこんだけ連日買いあさったのも久しぶりだ。一日一冊ペース。八巻まではそのペースで、九巻だけしばらく間が空いた。
そんな中、予定より早く目覚めてぼーっとしてる時に、「間が空いて熱も大分冷めたし今ならちょっと読んでも時間で止められるかな」なんて手に取ったらあなた「今日行くの止めるか…」って気持ちに支配されがちなのも注意。
ただ、ファティマのような個人副官の存在は必要なんだろうか? なんか都合良すぎてあんま好きになれない。
他に気になる点と言えば…一巻が一番おもしろいってことかな。二巻も一巻の後始末としてセットみたいなものだし言うことはないんだが、三巻以降はちょいパワーダウンかなって気がしちゃう。
他。
これはこの作品に限って言うわけじゃないのだけど、独特の度量衡ってわかりにくい(本作は独特ってわけでもないかもだが)。頑張ってる作品に多いのがまた痛し痒しで。1メルター=1メートル とか「単位名だけ変えました」ってのはいいさ。これが「4.7メルター=1メートルです」とかオリジナルに作ってしまう作品ね。雰囲気とか世界観とかに重要なのはわかるけどさ、読者としては正直咄嗟にイメージ出来ないから、きちんと計算された数字で書かれていても軒並みスルーしちゃうんだよね。「そろばん無級ですいません」な私だけの問題なら我慢するけどどうなんだろう…。
中央公論社
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歴史の講義がちょっとうるさいけど、面白い。
マンガに魅かれて買ったクチだけど…
ありそうで無かった、仮想ファンタジー世界近代戦の傑作
完全な架空世界における戦争小説
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